心の道行き日記

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4月20日は二十四節気の一つ穀雨、雪の回廊と藤の花と筍

 2018年4月20日二十四節気の一つ穀雨です。

 

穀雨の意味は、百穀を潤し、芽を出させる雨ということ。


そういえばここの所小雨が断続的に降っています。菜種梅雨(なたねづゆ)なのでしょうか。

この頃の春雨は、田畑を潤し、穀物の生長を助けるところからこう呼ばれているのでしょう。

この時期に降る雨は、百穀を潤し芽を出させる春雨として 「百穀春雨」といわれています。

穀雨は、種まきなどを始めるのに適した時期なので、農作業の目安にされています。


穀雨二十四節気の一つ。

太陰太陽暦の3月中 (3月の後半) のことで、
太陽の黄経が 30°に達した日 (太陽暦の4月 20日または 21日) に始り、立夏 (5月5日または6日) の前日までの約 15日間であるが、現行暦ではその第1日目をいう。

春の季節の最後にあたる。西洋占星術では、穀雨金牛宮(おうし座)の始まりとする。

 

穀雨の期間の七十二候は
・初候
葭始生(よし はじめて しょうず) : 葦が芽を吹き始める(日本)
萍始生(うきくさ はじめて しょうず) : 浮き草が芽を出し始める(中国)
・次候
霜止出苗(しも やんで なえ いず) : 霜が終わり稲の苗が生長する(日本)
鳴鳩払其羽(めいきゅう その はねを はらう) : 鳴鳩が羽を払う(中国)
・末候
牡丹華(ぼたん はな さく) : 牡丹の花が咲く(日本)
戴勝降于桑(たいしょう くわに くだる) : 郭公が桑の木に止って蚕を生む(中国)

 

昔中国ではこれをさらに5日を一候とする三候 (萍始生,鳴鳩払其羽,戴勝降于桑) に区分した。それは,浮草が生え,はとがはばたき,かっこう (戴勝) が桑の木に現れることを意味している。


『暦便覧』には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されている。

北国ではストーブをしまい、東日本では冬服を脱ぎ、西日本ではフジの花の咲き始める季節である。

 

藤の花と言えば「足利フラワーパーク」の藤の花が実に見事です。栃木県指定の天然記念物、足利フラワーパクの樹齢140年の大藤です。

まさに世界一ではないでしょうか。


足利フラワーパーク ふじのはな物語【4K】2017

今年2018年の大藤は、観測史上最も早い開花日となりました。

開催は4月14日(土)~5月20日(日)《ライトアップは5月13日まで》
営業時間 7:00~18:00(ライトアップ時は21:00まで)

 

一方雪の多い地方では雪の回廊が観光客を楽しませている。


圧巻!18mの雪の絶壁~立山・雪の回廊~

 

清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」という言葉があるように、南の地方ではトンボが飛び始め、冬服やストーブとも完全に別れる季節です。

変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まってきます。


農家では、昔から、この日を田植えの準備をする目安にしているようです。


穀雨が終わる頃に八十八夜を迎えます。

 

夏も近づく八十八夜♪~

 

近所のスーパーで筍が売られていたので今日はたけのこご飯で春の味覚を楽しもうと思います。

 

☆彡筍の俳句三題

 

土中より筍 老いたる夫婦の財 橋本多佳子

 

こきと噛む筍甘しつま(夫)とゐて 紅露ゆき子

 

なのはなや筍みゆる小風呂敷 蕪村